植物アート・トピアリーブログ

トピアリスト・宮崎雅代の日々

トピアリーの歴史

植物アート・トピアリー導入の効果を数値化

おはようございます トピアリスト・topiarist宮崎です。 先週、公益社団法人日本植物園協会第60回大会に参加し、昨年に続きポスター発表にチャレンジしました。 大会事務局を務める「はままつフラワーパーク」は3年にわたり「日本トピアリー大賞」を開催した…

より早く簡単にそして持ち運べるトピアリー

おはようございます。トピアリスト・topiarist宮崎です。さて今日はスタッフドトピアリーの誕生についてお話しましょう。トピアリーとは人為的に樹木を刈り込んだ植物造形です。一方スタッフドトピアリーとは立体フレームに水苔を詰め、そこにつる性植物を植…

「働く」ということを教えてくれた人

おはようございます。 トピアリスト宮崎です。 今日は素敵な女性をご紹介。 Longwood Gardensの研修生から職員となり、菊の仕立てを一手に引き受けていた日本人のYoko Arakawaさんです。 9月23日にご紹介したとおりLongwood Gardensの秋のフェスティバルは菊…

Longwood Gardens 菊のトピアリー

おはようございます。トピアリスト・topiarist宮崎です。ほんの少し雨が降り、東京はようやく熱帯夜から解放されましたね。今朝は菊のトピアリーをご紹介。「Longwood Gardens秋の祭典」の主役は菊。温室のハンギングバスケット、壁そして外周の園路も菊づく…

Longwood Gardens トピアリーフレーム工房

おはようございます。トピアリスト・topiarist宮崎です。昨日はLongwood Gardensの巨大なハンギングバスケットを紹介しました。私は「どんなふうに作っているの?」と興味津々。あなたも知りたいでしょ。トピアリーフレーム工房もみせていただきました。根を…

Longwood Gardens のハンギングバスケット

おはようございます。トピアリスト・topiarist宮崎です。Longwood Gardensの宝石といわれる温室。季節ごとに変化するディスプレイで来園者を楽しませています。もちろんそれらはすべて植物。巨大なハンギングバスケットはジャスミン、ケープ・プリムローズ、…

Kids Gardenのトピアリー

おはようございます。トピアリスト・topiarist宮崎です。先週ご紹介したLongwood Gardens。ここには19世紀のクラシック建築による巨大な温室があります。その一角にあるのがIndoor Children’s Garden。1987年に造成され、2007年にリニューアルされました。子…

Longwood Gardensのトピアリー

おはようございます。トピアリスト・topiarist宮崎です。アメリカのトピアリー庭園の代表格といえばLongwood Gardens。フィラデルフィアから西へ30マイル(約48㎞)のところにあります。三大財閥デュポン社の財団が運営する世界有数の庭園。1906年にデュポン…

躍動感あふれるトピアリー

おはようございます。トピアリスト・topiarist宮崎です。今日も愉快なアメリカのトピアリーガーデンをご紹介。ボルティモア郊外のラドゥトピアリーガーデンです。ここにもSurprise!樹々に囲まれた入り口を抜けると「きつね狩り」のシーンが!!今にも動き出し…

アメリカ最古のトピアリー庭園

おはようございます。トピアリスト・topiarist宮崎です。さて今日から「トピアリーの歴史アメリカ編」です。一番古いトピアリーガーデン「グリーンアニマルズ」をご紹介。綿花農場の経営で成功したブライトン氏が1872年に購入した春夏の別荘。1905年頃から庭…

イギリス式整形庭園とトピアリー

おはようございます。トピアリスト・topiarist宮崎です。今朝はイギリス整形式庭園について。「刈込み物」つまりトピアリーを庭園に使うことがイギリスで始まったのはチューダー朝(1485~1603年)。有名なのがハンプトン・コート。ヨークの大司教であり、ヘ…

ベルサイユ宮殿のトピアリー

おはようございます。トピアリスト・topiarist宮崎です。フランスのトピアリー庭園といえばベルサイユ宮殿。質素な狩猟用別荘を壮大な宮殿にしたのはルイ14世(在位1643年~1715年)。宮殿の庭園設計を行ったのがル・ノートル。彼の庭園設計は「フランス式」…

イタリア式庭園の波及

おはようございます。トピアリスト・topiarist宮崎です。イタリア・ルネサンスは約1世紀後フランスに伝わります。写真はフランソワ1世(在位1515年~1547年)時代のフォンテンブロー城。フランソワ1世の招きに応じて渡仏したレオナルド・ダ・ヴィンチも設計…

湖畔のトピアリー庭園

おはようございます。トピアリスト・topiarist宮崎です。イタリア・ルネサンス式の庭園は17世紀後半から18世紀にかけて湖畔地方に多く見られるようになります。そこで私の大好きな庭園をご紹介。コモ湖に面したカルロッタ荘(Villa Carlotta Temezzo)。アル…

フィレンツェ・トスカーナとトピアリー

おはようございます。トピアリスト・topiarist宮崎です。フランス語で文芸復興と訳されるルネサンス(Renaisssnce)。14世頃のイタリア、フィレンツェから始まりました。政治的・文化的に最盛期をもたらしたのは大富豪のロレンツィオ・デ・メディチ(1449年…

修道院のトピアリー

おはようございます。トピアリスト・topiarist宮崎です。トピアリー庭園の発祥はローマではないか、と昨日述べました。小プリニウス(『博物誌』を書いた大プリニウスの甥)の書簡集が発表された100年前後のローマではトピアリーが高く評価されたことが読み…

トピアリー庭園の発祥

おはようございます。トピアリスト・topiarist宮崎です。2日目は「トピアリー庭園はどこから始まったの?」です。昨日ご紹介した『博物誌』の著者大プリニウスの甥である小プリニウスは別荘を所有していました。彼はその詳細を記述し、これに基づき様々な学…

トピアリーの語源

おはようございます。トピアリスト・topiarist宮崎です。9月がはじまりましたね。あなたの夏休みはいかがでしたか?私は熱風渦巻く屋外にでることなく、断捨離に励んでおりました。起業した四半世紀前から保存していた「紙」。書棚にある時は気づきませんで…